妙高市の集団接種で963人の接種済証にシール貼り間違い

新潟県妙高市は2022年12月19日、同市上町の新井ふれあい会館で17日に行なわれた新型コロナウイルスワクチンの集団接種を受けた963人の予防接種済証に、実際に接種したワクチンと異なる製造番号のシールを貼る誤りがあったと発表した。健康への影響はないとしている。

市健康保険課によると、同日接種を受けたのは1023人で、このうち963人に誤って別日の接種で使用予定だったワクチンを使用したため、シールの貼り間違いが発生。接種終了後の確認で、容器とシールの残数が異なっていたことから判明した。誤って接種したのは、元々接種予定だったものと同じく有効期限内のファイザー社製ワクチンで、適切に保管し使用したもののため、健康被害が生じる可能性はないという。

市は誤りがあった963人を特定できないとして、対象の1023人に謝罪の文章を送るほか、新たな予防接種済証を発行する。今後は「使用するワクチンとシールの製造番号の確認を徹底するとともに、会場運営に携わる市職員をはじめ、全ての従事者が改めて手順を確認し、再発防止に努める」としている。