大きな佐渡産寒ブリに歓声 直江津港の「寒ぶりまつり」にぎわう

旬の寒ブリを振る舞う「寒ぶりまつり」が2022年12月11日、新潟県上越市港町1の直江津港佐渡汽船ターミナルで3年ぶりに開かれた。寒ブリの解体ショーや刺し身販売のほか、グルメや雑貨の販売、音楽ライブなどが行われ、多くの家族連れらでにぎわった。

寒ブリが三枚に下ろされると観客から拍手が起こった

フェリーが欠航する冬期間の直江津港を盛り上げようと、直江津港周辺活性化協議会が主催し毎年行っている。新型コロナウイルスの影響で昨年、一昨年は中止されていた。

恒例のブリの解体ショーは、糸魚川市の県立海洋高校から食品研究部の生徒が初めて担当。寒ブリの説明を交えながら、約9kgの丸々と太った佐渡産寒ブリを三枚に下ろすと、大勢の観客から拍手と歓声が起こった。間近で見ていた上越市立飯小学校の男子児童(9)は「ブリが大きくてびっくりした。(さばく様子は)格好良かった」と声を弾ませた。

寒ブリの頭を観客に見せて回るなどしてショーを盛り上げた

寒ブリをさばいた1年生の男子生徒(16)は「人前でさばくのは初めてで緊張した。練習していたものよりも大きく、一度では切れず難しかった。佐渡のブリは脂がのっていておいしいので、ぜひ食べてほしい」と話した。

会場ではブリの刺し身パックやブリカツ丼の販売に長蛇の列が出来たほか、アンコウのつるし切りショーや、地元中学校吹奏楽部の演奏、高校ダンス部のパフォーマンスなども行われ、盛り上がりを見せた。

ターミナル2階ではダンスパフォーマンスなどが披露された