長崎屋ビル再開発 アスベストで5か月遅れる

上越市本町5の旧高田共同ビルを解体して複合ビルを建てる再開発事業で、多量のアスベスト(石綿)が見つかり、除去作業に時間を要すことから、完成が当初の2012年10月から約5か月遅れ、2013年2月末にずれ込む見通しとなった。

解体工事中の高田共同ビル

事業主体の高田まちづくりによると、昨年、解体工事に向けた事前調査でアスベストが共同ビルの地下や、ビルとともに再開発の対象となる近隣の建物でも発見された。

解体工事は3か月遅れて2010年10月に始まり、アスベストが周囲に飛散しないように除去作業も行うため、当初の予定では2011年3月に終わるはずだった解体工事は今月末までかかることになった。その結果ビルの完成時期も延びた。

再開発の事業費は39億8000万円で、このうち25億円が国や市からの補助金。

計画では商業施設とマンションを組み合わせた新ビルに生まれ変わる予定で、低層棟には、食品スーパー、レストラン、駐車場などが入る。高層棟には、16階まで55戸の分譲マンションが入る予定。