SAKEまつりに酒蔵と高田本町商店街コラボグルメ14品 ハンバーガーやスイーツなど

新潟県上越市の高田本町商店街で2022年10月22、23日、3年ぶりに開催される「越後・謙信SAKEまつり」に合わせ、商店街の飲食店などが上越妙高地域の酒蔵と連携し、日本酒や酒かすを使用したコラボグルメを開発した。酒のつまみになるハンバーガーや総菜、土産にもぴったりな菓子など多彩に14品がそろう。

竹内泰祥堂の甘酒入り水まんじゅう「鮎の泉」

会場の高田本町商店街にある店舗と酒蔵が一体となり、オリジナル商品で祭りをより盛り上げようと同祭実行委員会が企画。昨年度から実施しており、今年は13店舗と12酒蔵が参加した。

参加店舗のうち、本町5の「バーガーカフェ&グリル ピッコロ」では、小山酒造店(大潟区土底浜)の酒かすを使用した「ローストビーフバーガー」を提供する。牛もも肉を酒かすで一晩寝かせ、やわらかに仕上げたローストビーフをたっぷり100gのせ、上越産のレタス、トマト、味玉などと一緒に挟んだボリューム満点の一品。肉の下味には杉田味噌醸造場(本町4)のみそ、オニオンソースには町田醤油味噌醸造場(東本町3)のしょうゆを使用するなど、地元食材にこだわった。

バーガーカフェ&グリル ピッコロの「ローストビーフバーガー」

オーナーの佐藤俊輔さんは「酒かすはほんのり香る程度で食感はやわらかく、誰でも食べやすくした。牛肉とバンズ、ソースの三位一体を楽しんでもらいたい」と話している。価格は1500円。販売期間は30日までで、1日5食限定。祭り当日の2日間は1日50食を用意する。

本町4の竹内泰祥堂では、鮎正宗酒造(妙高市猿橋)の甘酒を使った水まんじゅう「鮎の泉」を開発。妙高産コシヒカリで作ったこうじ入りの甘酒を水代わりに使用した生地で、なめらかなこしあんを包んだ。上品な甘さで、口に入れるとこうじがほのかに香る。

「優しく自然な甘さが出た」と話す竹内勉社長

竹内勉社長は「甘酒本来の味わいを出すために配合にこだわり、試作を繰り返した。砂糖だけでは表現できない優しく自然な甘さが出たので、ぜひ味わってもらいたい」と呼び掛けている。価格は160円で、販売は23日まで。

このほか、いも煮汁やメンチカツ、パウンドケーキ、クッキーなどがあり、祭り当日の公式グッズ販売ブースや各店舗で取り扱う。すでに販売を開始している店もある。商品の詳細や販売期間は同祭公式ホームページで確認できる。

同祭実行委員会事務局では「開発店舗のアイデアが詰まった商品。SAKEまつりの機会に日本酒や商店街の良さを再発見してもらえれば」と話している。

◇越後・謙信SAKEまつりホームページ https://www.kenshinsake.com/

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