ATMで100万円振り込む 上越市60代女性が還付金詐欺被害

上越警察署は2022年5月24日、新潟県上越市に住む60代女性から、特殊詐欺(還付金詐欺)被害の届け出を受理したと発表した。被害額は現金約100万円。

同署によると、5月23日午後2時15分頃、女性宅の固定電話に市役所職員を名乗る男から電話があり、「介護保険料が多く払われているので還付金が戻ります」「手続きのためキャッシュカードと通帳を用意してください」と言われた。女性は金融機関のATMに行き、午後3時頃、携帯電話で男から指示を受けながらATMを操作しているうちに、合計約100万円を他人名義の口座に振り込んだ。金融機関の職員が、通話しながらATMを操作する女性を不審に思い声を掛けたが、すでに振り込んだ後だったという。

上越市内では架空請求詐欺など特殊詐欺被害が相次いでおり、同署では「ATMを操作して還付金が戻ることはない。そう言われたら詐欺を疑って」と注意を呼び掛けている。