架空請求詐欺で30万円だまし取られる 上越市の50代女性

上越警察署は2022年4月5日、新潟県上越市に住む50代女性から特殊詐欺(架空請求詐欺)被害の届け出を受理したと発表した。被害額は現金30万円。

発表などによると、5日午前、女性の携帯電話に「お客様サポートセンター、本日中にご連絡ください」とメールが届いた。記載されていた市外局番03から始まる番号に電話をかけたところ、電話会社をかたる男から「サイト登録料の未払い金があり、裁判の手続きを行う。国の救済システムで95%は戻ってくる」などと言われた。女性は電話を切り、市内の金融機関のATMで男から指定された口座に自身の口座から30万円を振り替えた。その後女性が家族に相談し、詐欺被害に気が付いた。

上越市内では先月から還付金詐欺も複数発生しており、同署では「たとえ公的機関であっても、いきなり即日支払いを求めることはない。焦らずにまずは周りに相談してほしい」と注意を呼び掛けている。