越後上越上杉おもてなし武将隊が11周年 新曲と新演武を今夏披露予定

新潟県上越市の春日山城跡での演武や市埋蔵文化財センターでのもてなしなどを通し、同市の観光ピーアールを行う「越後上越上杉おもてなし武将隊」が2022年4月29日、結成11周年を迎えた。同日、上越観光物産センターで結成11周年祭が開かれ、多くのファンが集った。武将隊は今年、2020年冬以来初めて、県外への出陣も予定しているほか、今夏は新曲、新演武の披露を予定している。

11周年を迎えた越後上越上杉おもてなし武将隊

武将隊は2011年に結成。初期メンバーの上杉謙信、上杉景勝、足軽組頭十吾郎の3人に加え、現在は女武者まつえ、綾姫の計5人が活動している。コロナ禍となり、県外へ出向いての活動が減少する中、YouTube公式チャンネルや各種SNSで活動を発信したり、観光ピーアールソングを制作したりしてきた。

11周年祭は「春日山城春の陣」と銘打ち開催。開催前日に観光物産センターへ会場が変更になったが、約100人のファンらが集まった。この日からメンバーデザインの新グッズの販売も始まり、開始前からはグッズ購入のため、列もできたという。

この日から販売がスタートしたメンバーデザイングッズ

武将隊は綾姫を除く4人が出演。午前の部のオープニングでは活動当初から行われている演武や、武将隊初となる歌入りオリジナル演武曲「越後の龍〜カケル戦場〜」を披露した。武将隊と交流のある「保倉川太鼓」「殺陣チーム越後軒猿衆」「やまがた愛の武将隊」、「信州上田おもてなし武将隊」も特別ゲストとして出演し、武将隊11周年の節目を祝った。

やまがた愛の武将隊や信州上田おもてなし武将隊などがゲスト出演した

市内の保育園に通う3歳の男の子は「けんしんさん、かっこいい」と喜び、34歳の母親は「(武将隊)結成初期から応援している。県外出身だが、武将隊を通して上越の良さをいろいろ知ったし、上越に対する愛が生まれた。演武は力強く、パワーをもらえる」と話していた。

上杉謙信役は「会場が急遽室内となったが、集まってくれたことに安心したしうれしかった」と喜び、コロナ禍で迎えた11周年について「勝負の年。今年は攻める姿勢を持ち、挑戦していきたい。しっかりと(感染防止など)安全策を取りながら対面での交流を増やしていけたら。多くの方に会場に来てもらいたい」と意気込んだ。

武将隊によるおもてなし演武などは今年11月まで、毎月1回程度予定されている。問い合わせは上越観光コンベンション協会025−543−2777

公式ホームページはこちら

ツイッターはこちら

インスタグラムはこちら