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大雪被害の桜の処置進む 高田城址公園観桜会に向け桜守奮闘

3週間前

新潟県上越市本城町の高田城址公園で開催される「第96回高田城址公園観桜会」(2021年4月1〜15日)を前に、今冬の大雪で枝が折れるなどの被害が出た桜の処置が、急ピッチで進められている。桜を専門に管理する桜守の小山秀さん(68)は「例年通りの桜をたくさんの人に見てもらいたい」との思いで作業に励んでいる。

雪の重みで折れた桜の枝をのこぎりで切る作業などが桜守によって行われている(2021年3月15日)
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上越市高田で1月に最深積雪249cmを記録するなど、記録的大雪に見舞われた今冬。桜の名所として毎年多くの観光客が訪れる同公園の桜も、雪の重みで枝が折れたり裂けたりする被害が出た。

同市によると、枝折れなどの被害があったのは、公園内の桜2152本のうち、約35%の764本。内訳は、幹から折れたものが4本、直径約6cm以上の太い枝が折れたものが415本、直径約2〜6cmの小枝が折れたものが345本だった。

3月15日午後、桜の手当てを主に担当する桜守の2人は、公園内の売店近くで作業に当たった。折れた枝をのこぎりで切り落とし、腐朽菌が木に入らないよう、切り口に防腐剤を塗っていった。小山さんによると、現在は雪解けが進み、作業道具や剪定した枝を軽トラックで運ぶことができるため1日20本ほど処置できるが、1月の降雪時は公園内の除雪が間に合わず、そりを引っ張って回っていたため1日数本しか作業できなかったという。

小山さんは「あれほど積もるのは初めてで観桜会に間に合うか不安だったが、コツコツと処置を進めてきた。木を生かすよう最低限の部分で切っているので、全体の景観は今までと変わらないのでは」と話している。

処置作業は3月26日に完了予定で、市によると、16日時点の進ちょく状況は73%だという。

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