市民の8割に支給完了 上越市の特別定額給付金  郵送申請の初回振り込み

国民に一律1人10万円が給付される新型コロナウイルスの緊急経済対策「特別定額給付金」で、新潟県上越市の郵送申請分の初回の振り込みが2020年5月28日、行われた。5月21日に行われたオンライン申請の初回振り込み分を合わせて、市民の約8割に給付金が支給された。

給付金事務を行っている上越市の特別定額給付金事務室 給付金事務室1

市の特別定額給付金事務室によると、給付対象7万6160世帯のうち、5月21日にはオンラインで申請された1267世帯分、3億5280万円が支給されている。28日にはその後のオンライン申請分も含めて22日までに受け付けた5万7017世帯分、149億6220万円が振り込まれた。

28日午前9時過ぎ、同市本町5の金融機関のATM(現金自動預け払い機)で給付金を引き出した土橋の60代のパートの女性は「14日に申請書が届き、その日のうちに高田郵便局まで行って投かんした。2人家族で20万円で、10万円引き出した。本当にありがたい。子どもや孫が来た時に、おすしなどをごちそうしたい」と喜んでいた。

一方、別の用件で金融機関を訪れていた高齢の男性は、申請書の給付を希望しない場合にバツ印を記入するチェック欄に、誤って記入してしまったという。「市に訂正してもらったが、不備があったので、今日はもらえないね」と話していた。

今後は、毎週木曜が振込日となる。同室の星野悟史参事は「ピークは過ぎたが、連日約1000件の申請があり、引き続き緊張感を持って適正に給付業務を行っていきたい」と話した。

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