新潟県上越市のえちごトキめき鉄道は、かつて同社の路線を走行していた、国鉄やJRの特急や蒸気機関車(SL)の写真を使った2021年用のカレンダーを販売している。B6判の卓上タイプで、今年初めて作成した。
沿線住民から提供された13枚の写真を使用した。ボンネット型の特急「雷鳥」「はくたか」のほか、「あさま」や快速「くびき野」など、昭和から平成にかけて現在のトキ鉄の路線を走行していた懐かしい鉄道車両を月替りで楽しめる。観光用“デゴイチ”の導入で話題を呼ぶ同社だが、黒煙を上げて北陸線を走るSLD51形も登場する。山小屋風の青い三角屋根が印象的だった直江津駅の旧駅舎の写真もある。
同社によると、シニア層からは「とにかく懐かしい」と好評を得ているという。このほか、過去5回開催した同社の写真コンテストの全応募作品から、えりすぐりの作品13点を使ったA4判の中とじ壁掛けタイプの月別カレンダーもある。
価格は卓上500円(税込み)、中とじ壁掛け600円(同)。同社の有人駅、上越市内3駅にあるコンビニ「ニューデイズ」などで販売している。インターネットのヤフー!ショッピング内「えちごトキめき鉄道公式ショップ」でも販売している(価格は各100円増し)。