リゾート列車「雪月花」の料理提供事業者を募集 秋に全面リニューアル

新潟県上越市のえちごトキめき鉄道は、同社の観光リゾート列車「雪月花」で料理を提供する沿線の事業者を募集している。今年10月に運行開始7年目にして初となる、提供料理の全面リニューアルを予定している。

提供料理をリニューアルする「雪月花」(えちごトキめき鉄道提供) 雪月花と青空1

2016年4月から運行している雪月花は、銀朱色の外観と沿線の風景を最大限に生かすパノラマウィンドウの車両とともに、提供される料理も魅力の一つ。運行開始から上越妙高発の午前便は二つ星レストランオーナーで十日町市出身の飯塚隆太シェフが考案した上越・妙高の山の幸を使ったフランス料理が、糸魚川発の午後便は糸魚川市の老舗日本料理店「鶴来家」の5代目店主青木孝夫さんによるベニズワイガニやナンバンエビなど海の幸を使った日本料理が、それぞれ「三段重」に盛り付けられ提供されている。

提供中の午前便のフランス料理(えちごトキめき鉄道提供、食材が変更になる場合もある) 午前便料理

午後便の和食(えちごトキめき鉄道提供、食材が変更になる場合もある) 午後便 和食フルコース

運行開始からまもなく6年が経過し、複数回乗車しているリピーターも多いことから、料理をリニューアルすることにし、沿線の提供事業者(個人は不可)を募集する。トキ鉄によると、料理の種類は問わないが、地元の旬の食材を使用した三段重のメニューで、前菜、メイン、スープまたは椀(わん)、デザートのフルコースを運行日に提供できることが条件。

23日午後3時から事前説明会(Zoom参加も可能)を開き、4月22日に実際に調理したメニューでコンペ形式の審査会を開く。審査員は雪月花総合プロデューサーを務める自遊人の岩佐十良代表取締役、温泉ビューティー研究家の石井宏子さん、2019年のローマ教皇フランシスコ来日時の昼食会に料理を提供した千葉県のイタリア料理レストラン「オリベート」の萩原勇作代表取締役CEOの3人。

問い合わせはえちごトキめき鉄道営業課025-543-7889

▽えちごトキめきリゾート「雪月花」 https://www.echigo-tokimeki.co.jp/setsugekka/