50年前の観桜会、高田祇園祭などの記録映像 26日に高田世界館で「昭和の風景」上映

新潟県上越市本町6の高田世界館は2018年5月26日、昭和40年前後の同市高田地区の風景を市民が撮影した映像を集めた「昭和の風景」を上映する。入場無料。

1968年(昭和43)の高田公園の観桜会(提供:頸城野ドキュメントライブラリー)
花見2

映像は、家庭に眠る地域の過去の映像や音声を集め、後世まで残すことを目的に活動している市民団体「頸城野ドキュメントライブラリー」が所蔵する8ミリフィルムをデジタル化したもの。同館では今年2月、「56豪雪」や「3年豪雪」など高田地区の昭和の豪雪の記録映像「豪雪の町 高田の雪景色」を上映し、200人以上が来場し好評を得た。

今回は1968年(昭和43)に撮影された高田公園の観桜会や明治に改元されてから100周年を祝う花火、高田祇園祭で賑わう本町通り、1964年(昭和39)の仲町や駅前通りの映像を上映する。1970年(昭和45)に金谷山から撮影した映像には、かつて女山にあったジャンプ台や駅前通りの「いづも屋百貨店」などが映っている。

1968年(昭和43)の明治百年を祝う花火
花火

高田祇園祭で賑わう本町通り 1968年(昭和43)撮影
高田祇園祭本町1

高田祇園祭本町2

 金谷山からの展望 1970年(昭和45)撮影
金谷山ジャンプ台

同館の上野迪音支配人は「撮影された約50年前はビデオカメラもスマホもなかった時代。8ミリフィルムによってわずかに残された街の映像はとても貴重なので、この機会にぜひご覧ください。家族で見るとさらに楽しめます」と話している。

時間は午後0時30分〜同1時。入場無料だが、引き続き通常の上映映画を鑑賞する場合は料金が必要。

問い合わせは高田世界館、電話025-520-7626