新潟県上越市板倉区久々野の温泉宿泊施設「ゑしんの里やすらぎ荘」周辺でシバザクラが満開になり、多くの市民らが訪れている。見頃は5月26日頃まで。
シバザクラは周辺の田んぼの土手、付近を流れる百々川沿いなど、約2000平方mに1万株が植栽されている。ピンクや赤、紫、白など8品種が咲き誇り、中には白にピンクの縞が入った「多摩の流れ」という珍しい品種もある。
地元の有志による「みどりやすらぎグループ」が、上越市の地域支援事業補助金を活用し、2015年秋から毎年植栽を続けている。シバザクラは2016年春から咲き始め、今では上越地方随一の規模を誇る。草刈りをしていたグループ代表の清水正さん(71)は、「植栽には板倉中の生徒も協力してもらっている。当初は5000株ほどだったが、毎年増やしてきた。多くの人に見に来てほしい」と話していた。
シバザクラには黄色系の色がないため、今年は菜の花もお目見えした。上空には市民から寄せられた約50匹のコイノボリも気持ち良さそうに泳いでいる。
◇ゑしんの里 やすらぎ荘公式サイト http://yasuragisou.com/