還付金詐欺で100万円だまし取られる 上越市の60代女性が被害

上越警察署は2022年3月4日、新潟県上越市に住む60代女性から特殊詐欺(還付金詐欺)の被害届を受理したと発表した。被害額は現金約100万円。

発表などによると、4日午前8時50分頃、女性宅の固定電話に、市役所職員を名乗る男から電話があり、「介護保険料の払い戻しがある。払い戻し先の口座を教えてほしい」などと言われ、口座情報を教えた。次に金融機関職員を名乗る男から電話があり、「払い戻しのお金が入金されたことを今日中に確認してほしい。操作方法を教えるのでATMに行ってほしい」と言われたため、女性は近くのATMに行き、男から携帯電話で指示を受けながら操作するうちに、現金約100万円を他人の口座に振り込んでいたという。その後女性が金融機関の職員に相談し、詐欺と気付いた。

同署では「(詐欺の犯人は)『今日中に手続きをして』などと急がせる手口が多い。電話を一度切り、市や金融機関、警察などに自ら確認してほしい」などと注意を呼び掛けている。