【2020年6月23日追記】当初、サクランボ狩りは6月28日まで実施予定でしたが、サクランボが完売したため、今年の営業は6月21日で終了しました。
新潟県上越市大字寺町の木之内グループ(木之内吉夫会長)・矢代農園で、初夏を告げる “赤い宝石"「サクランボ」が実り、食べ頃を迎えている。2020年6月13日からは土、日曜限定で恒例のサクランボ狩りが開かれる。新型コロナウイルスの影響で当初は開園も危ぶまれたが、感染防止策を万全にして実施することとなった。
今年は開園日を例年よりも短縮。サクランボの栽培、管理を担当する木之内克也専務(47)によると、来園者にはマスク着用をはじめ、入園時と退園時は石けんでの手洗いを呼び掛けるほか、いわゆる「3密」を避けるために園内の混み具合を見ながら分散入園も行うという。また、園内や休憩場所での飲食を禁止することにした。木之内専務は「園内では一定の距離をおいて楽しんでもらいたい。ハウスは風通しもよく、安心して利用してもらえる」と話す。毎年、最終イベントとしてサクランボ食べ放題を行ってきたが、今年は感染予防のため実施を見送った。
園内には約1800平方mに約400本のサクランボの木が植えられている。栽培するサクランボの約8割は薄皮で種が小さく、果肉の甘酸っぱさが特徴の人気品種「佐藤錦」。ほか、大粒で果肉が厚い「サミット」や「高砂」「ナポレオン」なども味わえる。木之内専務は「実のなりは例年より少ないが、その分粒が大きくて食べごたえがある実となった」とし、糖度は例年並みに高く、6月11日現在21〜22度。
サクランボ狩りの開園日は6月13、14、20、21、27、28の6日間。この期間はもぎ取ったサクランボを100g400円で販売する。もぎ取った分は購入する。入園料は1人500円(4歳以上)。開園時間は午前9時から午後4時まで。木之内専務は「今が食べ頃。ぜひサクランボ狩りを楽しんでもらえたら」と話している。
場所は国道18号、上箱井交差点近く。ビニールハウスと「さくらんぼ農園」の看板が目印。問い合わせは同園025-524-2173、090-3343-1934。