新潟県立高田北城高校家庭クラブの生徒が考案したオリジナル笹ずし「五宝菜(ごほうさい)寿司」が2016年6月18日(土)に上越市大道福田の「旬菜交流館あるるん畑」で行われるイベント「10周年ありがとう感謝祭」で限定販売される。時間は午前10時から。会場では生徒たちが対面販売する予定で、「販売するのが楽しみ。多くの人から味わってもらいたい」と話している。
メニューを考案したのは家庭クラブの3年生8人。日頃から上越野菜普及のため、上越野菜を使ったレシピ考案などに取り組んできたが、今回は「自分たちの味を多くの人たちに味わってもらいたい」という思いで販売する。昨年2月ころから、あるるん畑と同市下正善寺の加工体験施設「正善寺工房」の協力を得ながら、レシピ作成・試作などを重ねてきた。
1パックに5種類の笹ずしが入る。具材は正善寺工房などで加工し、販売されている上越野菜などを使用した。「五宝菜ずし」というネーミングも生徒たちが考案。「5種類の笹寿司」「上越の宝」「上越野菜」という意味が込められているという。
5種の笹ずしは、高田白瓜の粕漬けを使った「錦糸さばウリ」、ミョウガの佃煮を使った「つくだ煮のコラボずし」、ナマスカボチャを使った「肉カレーなます」などで、オリジナリティーがあふれる。同校教員をはじめ、あるるん畑の西條幸太郎店長や正善寺工房の斉京貴子さんらが試食し、そのアドバイスを受け、何度も改良してきたという。斉京さんは「意外な組み合わせがとても美味しかった。高校生の発想力はとても素晴らしいと感じた」と話す。
当日は完成レシピを正善寺工房のスタッフたちが調理し、販売される。同クラブ会長の内山夏恋さん(17)は「いろいろな方からアドバイスをいただき、試作を重ねた。味付け、盛り付けなどにもこだわった。5種類のバリエーションを楽しんでほしいし、上越野菜を多くの人に知ってもらいたい」と笑顔を浮かべた。
価格は600円。80食限定。売り切れ次第終了。