妙高市の2つの入浴施設からレジオネラ属菌が検出

新潟県は2016年8月12日、妙高市赤倉の日帰り温泉入浴施設「赤倉温泉大野天風呂 滝の湯」と、同市杉野沢の「プチホテルビィーケン」の男女共通浴槽水から、レジオネラ属菌が検出されたと発表した。同日から浴槽の使用を中止している。

「赤倉温泉大野天風呂 滝の湯」(妙高市観光協会のサイトから)
滝の湯

レジオネラ症患者(30歳代、男性)が利用した施設で8月5日に上越保健所が水質検査を実施したところ、条例に基づく基準を超えてレジオネラ属菌が検出された。なお、県によると男性患者と施設の関係は今のところ不明という。

県は施設に対して、適切な衛生管理を行い、レジオネラ属菌対策を徹底するよう指導したほか、利用者の安全を確保するために引き続き監視指導の徹底を図っている。男性患者以外、同施設利用者からの健康被害の報告はない。

2施設は浴槽水の安全確認検査を行った後に安全確認ができ次第、浴槽利用を再開予定。滝の湯はしばらくの間、営業を自粛し、ビィーケンは浴場のシャワーのみ使用可能とするほか、客室の浴室は通常通り利用できる。