秋なのにソメイヨシノ開花 上越市内で狂い咲き⁉

秋なのに秋桜コスモスならぬ本物の桜──。10月に入り新潟県上越市内の複数の場所でソメイヨシノが開花している。2020年10月2日、上吉野池(同市上吉野)のほか、東稲塚新田の神社などでいずれもソメイヨシノの複数の木が春先のように花を付けている。

ハクチョウの飛来で知られる上吉野池(同市上吉野)では、池近くの駐車場周辺に植えられたソメイヨシノのうち、4本が花を付けている。春の咲き始めのように多くの花を付けており、国道253号からも咲いている様子が分かる。

国道253号沿いの上吉野の桜
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東稲塚新田の県道沿いの諏訪社では、境内に植えられている4本のソメイヨシノが花を付けている。葉が落ち、枝だけになった木のあちこちに数輪ずつ、淡いピンク色の花が咲いている。近所に住む40代の男性は、「1日に咲いているのに気付いた。春は毎年奇麗に咲いているが、秋に咲くのは初めて見た」と話し、稲刈り作業に出かけて行った。

東稲塚新田の神社の桜
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桜は通常、秋には葉を付けたまま紅葉する。しかし、東稲塚新田、上吉野では原因は不明だがいずれも葉が落ちている。

気象庁によると、桜は、日照りや強風、虫害など何らかの原因で葉がなくなると、花芽の成長を翌春まで抑制する葉から出る物質が供給されず、秋に花を咲かせることがあり、「不時ふじ現象」と呼ばれている。

(頸城中学校脇でも) ここのソメイヨシノの葉はほとんど落ちていました。 花はまだまだ咲きそうです。

橋爪 法一さんの投稿 2020年10月3日土曜日