関山演習場にオスプレイが飛来 7日からの日米共同訓練に備え

新潟県上越市中郷区と妙高市にまたがる関山演習場などで2020年12月7日から始まる日米共同訓練の準備のため、米軍の輸送機オスプレイが5日、同演習場に飛来した。

今回の訓練は12月7〜18日の12日間、関山演習場と群馬県の相馬原駐屯地、相馬原演習場で実施される。新発田駐屯地の陸上自衛隊第12旅団第30普通科連隊基幹の隊員約400人と、沖縄県のキャンプ・シュワブや普天間基地の米海兵隊約500人のほか、普天間基地に配備されているオスプレイ6機程度を含む日米の航空機計14機程度が参加する。空中機動などの総合訓練や各種射撃などの機能別訓練を行う予定。

妙高市によると、4日、共同訓練に参加する米軍約170人が関山に到着。5日午前11時半頃にオスプレイ2機が関山演習場に一度飛来した後、午後0時半頃に1機が離着陸を実施。午後2時50分頃からも2機が離着陸した。

同演習場での日米共同訓練は1990年から行われており、今回は2017年3月以来、12回目となる。前回もオスプレイが参加し、飛行訓練を行った。

5日、演習場周辺には地元住民らが撮影などを行う姿が見られた。関山に住む男性は「3年前の訓練時は音が響いてすごかった。こわいけど、国の同盟の関係だからどうにもならない。しょうがないね」と語っていた。

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