北陸地方に春一番 大気不安定で落雷や突風に注意

新潟地方気象台は2022年2月15日、新潟県を含む北陸地方で「春一番」が吹いたと発表した。昨年の2月20日より5日早い。

春一番は、冬から春に変わる時期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風のこと。同気象台によると、15日は日本海にある低気圧が発達しながら東北東に進んでいたため、北陸地方でやや強い南よりの風が吹いた。

気温も前日より同程度か高いことが春一番の目安となっており、上越市高田の15日の最高気温は午前11時現在、前日より2.0度高い8.0度となっている。

ただ同気象台によると、新潟県では15日から17日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、15日昼前から16日頃にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼び掛けている。

16日から17日にかけては北陸地方で大雪となる予想で、新潟県の24時間降雪量は、いずれも多い所で16日午前6時〜17日午前6時が平地20〜40cm、山沿い40〜60cm、17日午前6時〜18日午前6時が平地20〜40cm、山沿い50〜70cmとなっている。

上越市の高田城址公園の南堀では15日午前、ハクチョウの群れが羽を休めるなどしていた。この日は晴れ間も広がり、園内を散策する人たちの姿も見られた。

高田城址公園南堀のハクチョウ(2022年2月15日午前11時前)
ハクチョウ