北越急行(新潟県南魚沼市)は2020年2月22日、運転士になるための学科講習の講義を受けることができる「運転士科冬季集中講義」を行う。超低速で走る列車「スノータートル」のイベントとして開催する。
通常の時速110kmに比べ15〜20kmと超低速で走るスノータートルは、2015年からイベント列車として年3〜4回運行。列車の乗車だけでなく、除雪体験や車庫見学、夜間運行などを組み合わせ人気を呼んでいる。
14回目となる今回は、運転士になるための講義の一部を受けるという異色のイベント。講義はまつだい駅併設の「道の駅 ふるさと会館」で受ける。同社の運転士の養成や訓練を行っている指導助役から運転や信号について、車両の整備や検査を行っている検修助役からは列車の構造などについて、50分の講義を3コマ受ける。30分程度の模擬テストも実施する。
行程は、六日町を午前9時50分頃に出発しまつだい駅に向かう。昼食は「越後まつだい里山食堂」の新鮮な野菜や越後妻有の山菜を使った里山ビュッフェ。超低速で走るスノータートルは帰りの午後4時10分頃発で、六日町には午後5時頃到着予定。
定員は48人で、全席指定。料金は運賃と昼食代含み7000円(税込み)。年齢制限はないが、講義の内容から中学生以上を想定している。参加者には特典として、特製の修了証書と「2020年2月22日発行220円区間」の“2”が並ぶ切符4枚セットがプレゼントされる。
申し込みは、郵便番号、住所、名前、年齢、性別、電話番号を、メール(teisoku@hokuhoku.co.jp)か電話(025-750-1251)または同社営業企画課窓口(新潟県十日町市)に伝える。未成年者の単独参加の場合は親権者の同意書が必要。
締め切りは1月29日で、応募多数の場合は抽選となる。イベントのちらし。