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少雪で上越市が除雪業者に待機料前払い 今冬すでに4億4570万円

2か月前

新潟県上越市は昨冬の大雪から一転、市街地の高田の最深積雪が49cmにとどまるなど暖冬少雪となっている。少雪で除雪車の出動が少なく、同市は2019年2月4日、除雪オペレーターなどの固定経費を補償する待機補償料の一部1億1900万円を除雪業者に前払いすることを決めた。今冬の待機補償料の前払いは、昨年12月末に続く2回目で、合計4億4570万円になる。

除雪作業ないと経営厳しく

待機補償料とは、少雪で除雪車の出動が少ない時に、除雪業者のオペレーターや機械整備費などの固定経費を補償する制度。除雪作業は建設業者が市から委託を受けて実施しているが、少雪で除雪作業が減ると、雪で他の仕事が少ないことから業者は経営が厳しくなる。このため同市は海岸、平野部、山間部それぞれに除雪機械の標準稼働時間を定め、稼働時間が満たない時間分を待機補償料として委託業者に支払う。2007年度から実施しており、安定的な除雪体制の維持を目的に前払いを行っている。

道路脇にわずかに雪が残る程度の大手町の上越大通り(2019年2月5日午後0時30分頃)
少雪

少雪の冬に待機補償料

同市の本年度当初予算では20億4680万円の除雪費用を計上したが、今冬は暖冬少雪で推移。同市雪対策室によると、2月3日現在の執行額は12億4500万円で60%にとどまっている。このため市は昨年12月末に除雪委託業者103社のうち84社に対し、12〜3月末までの待機補償料の40%以内に相当する3億2670万円を前払いした。

その後も降雪は少なく除雪車の出動が少ないことから、今回は30%以内に相当する1億1900万円を希望する41業者に追加で支払う。支払日は2月8日を予定している。

大雪の年には除雪費

同市では、昨冬は例年雪の少ない海岸部で積雪が増加し、除雪費は過去最高額となる36億6311万円にのぼった。