えちごトキめき鉄道が独自の「18きっぷ」7月20日発売 普通と快速1日乗り放題

新潟県上越市のえちごトキめき鉄道は、夏休みに合わせ同社の普通列車と快速列車が1日乗り放題となる「トキ鉄18きっぷ」を2019年7月20日に発売する。JRの普通列車が乗り放題となる「青春18きっぷ」の利用者に限り販売する。第三セクターのトキ鉄では「青春18きっぷ」が使えず、観光客などの利用者から要望が寄せられていたという。

えちごトキめき鉄道
トキ鉄車両

「青春18きっぷ」使えないトキ鉄

JRの「青春18きっぷ」は、1枚1万1850円で全国のJRの普通列車と快速列車の普通自由席が5日間(5回分)、1日乗り放題となる格安切符。学校の長期休業にあわせ春、夏、冬に販売され、1日あたり2370円で日本中どこへでも行けることから人気が高い。

トキ鉄など新幹線の開業に伴って第三セクターで開業した鉄道路線では一部を除いて「青春18きっぷ」が使えず、観光客などの利用者は通常運賃を払って乗車している。このため、熊本、鹿児島両県を走る肥薩おれんじ鉄道では「青春18きっぷ」利用者向けの独自の18きっぷを販売しており、「トキ鉄18きっぷ」もこれにならった。

独自の「18きっぷ」発売

トキ鉄版「18きっぷ」の価格は1000円。。妙高高原―直江津―市振間の通常運賃1660円に比べ660円安い。リゾート列車「雪月花」には乗れない。切符はピンク色で、JRの「青春18きっぷ」に似せたデザイン。列車内販売用はかつてJRの機械発券ができない一部の駅で販売され鉄道ファンに人気だった、あらかじめ印字がしてある“赤券”をイメージしている。

駅窓口販売用「トキ鉄18きっぷ」

トキ鉄18きっぷ_駅窓口用券面見本

JRの“赤券”をイメージした列車内販売用「トキ鉄18きっぷ」
トキ鉄18きっぷ_列車内用券面見本1

販売期間は2019年7月20日〜9月10日。利用は発売当日のみで、前売りや子ども価格の設定はない。販売場所は妙高高原、関山、新井、上越妙高、高田、春日山、直江津、能生、糸魚川の各駅窓口とトキ鉄の列車内。

「トキ鉄18きっぷ」のちらし
トキ鉄18きっぷチラシ(表)

夏休み3日間乗り放題切符も登場

またトキ鉄全線が連続3日間乗り放題となる「トキ鉄3Daysパス」も7月19日に発売する。沿線の飲食店など63店で割り引きやソフトドリンクプレゼントなどの購入特典付き。価格は小学生1200円、中高生と65歳以上2400円、大人2700円。販売期間は7月19日から8月30日までで、利用は7月20日から9月1日まで。

えちごトキめき鉄道ホームページ https://www.echigo-tokimeki.co.jp/information/detail?id=847