公務員に冬のボーナス 上越市10年ぶりに減額 一般職平均71万円

公務員に冬のボーナス(期末・勤勉手当)が2020年12月10日、支給された。新潟県上越市は、一般職、特別職ともに支給月数を0.05か月減額し、一般職の平均支給額は平均年齢44歳で約71万3000円。前年より約1万1800円減った。

支給月数の減額は、民間企業との格差解消のため減額を求めた人事院や県人事委員会の給与勧告などを踏まえ、期末・勤勉手当のうち期末手当の支給月数を年間0.05か月減額したことによる。一般職は1.3か月から1.25か月に引き下げ、勤勉手当を含めた支給月数は2.225か月から2.175か月となった。期末手当の引き下げは2010年以来10年ぶりで、開会中の市議会12月定例会の初日に条例を一部改正して適用した。本年度から制度導入した正規職員以外の会計年度任用職員は減額はなく、0.325か月、平均約4万1000円が支給された。

特別職も1.675か月から1.625か月に引き下げ、市長が前年に比べ5万2000円減って約170万円となったほか、副市長や議員などは約2万8000円〜約3万9000円減額した。副市長は約128万円、教育長は約123万円、ガス水道事業管理者は約119万円、市議会議員の平均は約87万円。

一般職、特別職、会計年度任用職員合計3500人に総額約13億7548万円が支給された。