新潟県上越市は、強い冬型の気圧配置の影響で2020年12月14日午後から雪が降り続き、15日午前8時には高田で積雪24cmを観測した。記録的な暖冬に見舞われた昨冬の高田の最深積雪は2020年2月9日の23cmだったため、12月中旬の初の本格的な積雪が今年一番の積雪となった。新潟地方気象台は上越、妙高の両市に大雪警報を発表して警戒を呼びかけている。
気象台によると、新潟県を含む北陸地方の上空5500m付近には氷点下33度以下の強い寒気が流れ込み、大雪をもたらしている。15日午前9時現在の積雪は上越市高田で24cm、安塚63cm、妙高市関山44cm、糸魚川市能生24cm。
上越市によると、15日未明から平野部や山間部の広い地域で除雪車が出動。朝の通勤・通学に備えて道路や歩道の除雪作業を行い、市民は早朝から雪かきに追われた。
15日午前6時から16日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、上越の平地40cm、山沿い90cm。その後16日午前6時から17日午前6時までの24時間降雪量はいずれも多い所で、平地で20〜40cm、山沿い70〜90cmと予想されている。