10月30日朝 妙高連峰が雪化粧 雲の合間からくっきり

2016年10月30日朝、妙高連峰の妙高山(標高2454m)、火打山(標高2462m)、焼山(標高2400m)が雪化粧している様子が、上越、妙高の両市内から見られた。昨年と比べて15日ほど遅い。

中腹から山頂にかけて白い雪が降り積もった妙高山(10月30日午前7時30分頃)
20161030妙高山初冠雪

真っ白に雪化粧した火打山(左)、焼山。木々の紅葉とのコントラストが美しい
20161030火打山、焼山初冠雪

朝方は雲が多かったものの午前7時30分頃、妙高市の新井総合公園から、妙高山の山肌や谷沿いにうっすら雪が積もっているのが確認できた。火打山、焼山は真っ白に雪化粧し、焼山からは噴煙も見えた。

上越市高田では午前6時30分に最低気温7.8度を記録し、10月25日に次ぐ今秋2番目の冷え込みとなった。妙高市関山では6.2度まで冷え込んだ。新潟地方気象台によると、「西高東低の冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込んできたため、妙高山に雪が降りやすい状態になった」いう。

いもり池のほとりにある妙高市関川の妙高高原ビジターセンターによると、「妙高山の頂上付近は雲に覆われて良く見えないが、中腹や神奈山まで白い雪が確認できる。今シーズンの初雪」と話している。

妙高山の初冠雪は、2007年10月に高田測候所(上越市大手町)が無人化された際に気象庁の観測項目から外れている。同測候所無人化以前の妙高山初冠雪の平年値は10月15日だった。

火打山ライブカメラによる高谷池ヒュッテ付近の映像(午前8時)
201610300801高谷池ライブカメラ