鈴なりに実った“初夏の宝石” 上越市矢代農園でサクランボ狩り

新潟県上越市大字寺町の木之内グループが運営する矢代農園(木之内克也代表)では、鈴なりに実った“初夏の宝石”サクランボが食べ頃を迎え、土日限定でサクランボ狩りを実施している。2021年6月27日までだが、サクランボがなくなり次第終了する。

食べ頃を迎えた矢代農園のサクランボ(2021年6月10日午前撮影)
20210610矢代農園サクランボ

約1800平方mの園内にある400本ほどの木には、9種類のサクランボがなっている。そのうち約8割が薄皮で種が小さく、甘さと酸味のバランスの良い人気品種の「佐藤錦」。そのほかかわいらしいハート形で爽やかな酸味が特徴の「ナポレオン」や「ジャボレー」などが楽しめる。

同園では今冬の豪雪の影響で枝折れや倒木があり、実りは例年の3割減。コロナ禍ということもあり休園するか悩んだが、開園前から問い合わせがあり「楽しみにしている人の期待に応えたい」と開園を決めた。

木之内代表(48)は「枝折れなどで例年より数が少ない分、栄養が集中してより甘く粒が大きくなった」と自信を見せる。一般的に販売されているサクランボは14〜19度ほどの糖度だが、10日現在23度になるものもあり、今後も気温の高い日が続けば上がっていくという。

甘さと酸味のバランスが良い佐藤錦
佐藤錦

爽やかな酸味のジャボレー
ジャボレー

同園は雨が続くとサクランボが傷みやすくなることから、期間中早めの来場を呼びかけており、サクランボがなくなり次第閉園する。木之内代表は「毎年家族連れが多く、木になるサクランボが珍しいようでお子さんに喜ばれる。たくさん採って帰って、食べごたえのあるサクランボをご自宅で味わってもらいたい」と話している。

新型コロナウイルス感染予防のため、昨年同様サクランボの食べ放題は中止。また入り口で手洗いを行うほか、園内での飲食禁止、混雑時には密を避けるため入場制限を行うなどの対策をする。

開園日は12、13、19、20、26、27の6日間。もぎ取ったサクランボは100g500円で購入する。入場料は1人500円(4歳以上)。開園時間は午前9時から午後4時まで。

場所は国道18号、上箱井交差点近く。ビニールハウスと「さくらんぼ農園」の看板が目印。問い合わせは同園025-524-2173

矢代農園