県が無料検査所を上越市観光物産センターに開設

【2022年1月20日追記】検査対象を県民全体に拡大する期間は、1月末までから2月13日までに延長された。


新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、新潟県が設置する無料検査所の上越会場が2022年1月16日、上越市藤野新田の同市観光物産センター2階に開設された。1月末まで、感染不安を感じる無症状の県民なら、誰でも検査を受けることができる。ホームページで予約を受け付けている。

導線が分かりやすく示された会場 20220116-DSC_0392

ワクチン接種歴や検査結果の陰性を確認することで、感染リスクを抑えながら行動制限を緩和する国の施策「ワクチン・検査パッケージ制度」の定着を図るため、県内では県設置の検査所と民間薬局で昨年末から無料検査を実施している。健康上の理由などでワクチン接種が受けられない人や12歳未満の子供を対象に3月末まで開設し、感染が拡大しているため1月末までは県民全体に対象を拡大。県設置の検査所は新潟、長岡に続き、今月上越と三条会場が追加となった。

上越会場では、翌日中までに結果が出る唾液採取によるPCR検査と、約30分で結果が分かる鼻腔拭い液による抗原定性検査の2種類の検査方法から選ぶことができる。ホームページで予約後、予約完了メールを会場で提示し、申込書を記入。検査キットを受け取り、10か所あるブースで自分で検体を採取して提出。受付から提出まで5分ほどで完了する。結果は検査完了メールからホームページにアクセスして確認する。

ブースで自ら検体を採取する利用者 20220116-DSC_0411

検査キット。左が唾液採取によるPCR検査用、右が鼻腔拭い液による抗原検査用 20220116-DSC_0451

運営するのは全国57か所に検査所を展開する木下グループの子会社、コロナ検査センター。同社によると、上越会場での1日の受付可能数はPCR検査が96件、抗原検査が32件。初日はほぼ満員となる94件の予約が入っており、朝から次々に人が訪れていた。

検査を受けた同市の20代男性は「周りの人が濃厚接触者になったので受けに来た。(手順は)分かりやすく書いてあった。これから流行ってくると思うので、検査所があると安心感がある」と話した。

各ブースには検体採取の手順がイラスト付きで示されている 20220116-DSC_0374

コロナ検査センターの川村卓也取締役は「我々もここで感染が起きないよう十分対策をする。ぜひ安心のため検査を受けていただけたら」と話している。

受付時間は午前9時30分から午後5時30分まで。月曜、祝日の翌日定休(月曜祝日の場合は開設)。予約はこちら

また、民間薬局での無料検査は、上越市内15店舗(うち7店舗は17日から)、妙高市内1店舗で実施している。予約不要。詳しくはこちら

観光物産センター入り口左手の専用入り口から2階に上がれる 20220116-DSC_0415

上越会場が入る上越市観光物産センター