新潟県上越市安塚区でヤナギバヒマワリが満開となった。区内の至る所で黄金色の花畑が広がり、その数計200万本。目にも鮮やかな黄色い花が秋空によく映えて壮観だ。見頃は今月中旬まで。
ヤナギバヒマワリは北米原産の宿根草で、秋にヒマワリに似た直径5〜6cmの小さな花が株いっぱいに咲く。地元の「NPO雪のふるさと安塚」が中心となり、地域住民とともに株分けして増やしながら長年育てている。
今年は例年より少し早く9月下旬から咲き始め、10月に入ると一斉に見頃を迎えた。2021年10日5日、同区石橋の市立安塚中裏の花畑は、満開のヤナギバヒマワリが黄金色の“じゅうたん”のように咲き誇っていた。
同NPOによると、株の数が増えたこともあり、今年は草丈がやや低いものもある。新型コロナウイルスの影響で飲み物の販売などのイベントは中止した。同NPOは「イベントはありませんが、満開のヤナギバヒマワリを見にお越しください」と話している。
また同区総合事務所から約30分の棚田が広がる朴ノ木集落では、休耕田の棚田に植えられた約8000株のヤナギバヒマワリを「天空のお花畑」として一般公開している。
コロナ禍前に実施していた来場者へのコーヒーの振る舞いは感染対策として取りやめたが、10日はヤナギバヒマワリと棚田の景色が一望に見渡せる棚田広場に休憩所を設置する。棚田広場の場所はのぼり旗が目印。問い合わせは安塚区総合事務所総務・地域振興グループ025-592-2003。天空のお花畑マップ