関根学園高校の荒井颯太選手が巨人と仮契約結ぶ

先のプロ野球ドラフト会議で巨人から育成枠8位で指名された私立関根学園高校3年の荒井颯太選手(18)が2017年11月16日、新潟県上越市西城町3のデュオ・セレッソで球団との契約交渉に臨み、仮契約を結んだ。支度金は200万円、年俸は230万円(金額はいずれも推定)。背番号は「022」に決まり、荒井選手はプロ野球選手としての第一歩を踏み出した。

巨人と仮契約を結んだ荒井選手。左は木佐貫スカウト
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この日の契約交渉には荒井選手、父の務さん(43)、母の真希さん(43)、球団スカウト部の井上真二チーフスカウト(51)、北信越地区担当の木佐貫洋スカウト(37)が出席。仮契約後、木佐貫スカウトに帽子をかぶせてもらった荒井選手は「似合うか分からないが、やっぱり巨人の帽子はかっこいい」と笑顔を浮かべた。報道陣から意気込みを聞かれると、巨人からの最も遅い指名であったことについて触れ、「育成8位からはい上がって、一流の選手になれるよう頑張りたい」と語った。

木佐貫スカウトは「右の長距離砲として、大きく羽ばたいてほしい」と期待を口にした。また、現役時代は巨人などで右の強打者として活躍し、来季からは巨人の3軍監督を務める江藤智さん(47)の名前を挙げ、「江藤さんのようなホームランバッターを目指してほしい」と語った。

荒井選手は巨人のイメージについて「伝統ある球団で、プロ野球と言えば巨人」と話した。11月22日には球団と本契約を結び、翌23日には球団のファン感謝イベントでユニホーム姿を初披露する。来年1月7日には球団の寮に入寮し、1月9日から自主トレを開始する予定。

父の務さんは「厳しい世界だが、支配下登録を目指して頑張ってほしい」。母の真希さんは「けがをしないように気を付けて。テレビで見ることができる日を楽しみにしている」と話していた。

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