ミセスオブザイヤー 新潟大会で上越市の斎木寛美さん (45) がグランプリ

年齢などにとらわれず女性としての輝きや美しさなどを競う「ミセスオブザイヤー2021」の新潟県大会で、新潟県上越市下門前のネイル&エステサロン「ラ・シュシュ」のオーナー斎木寛美さん(45)がグランプリを受賞し、全国大会への出場を決めた。「地元上越に元気を届けられるよう、全力を尽くしたい」と意気込んでいる。

コンテストは芸能事務所「アイビー・エンタテイメント」(東京都渋谷区)が主催。今年は全国30か所で地区大会が行われ、新潟では初開催となった。年齢や結婚歴で分けられた三つの部門で、ランウェイでのウォーキングと自身の経験を語るスピーチで審査される。新潟大会は2021年8月29日、長岡市で開催され、28〜99歳の32人がエントリー。斎木さんは43歳以上で結婚歴のあるプレシャス部門に出場した。

今年3月、知人の美容室社長からの紹介がきっかけで、「美容業界で働いてる身として、自分の挑戦で多くの女性に勇気を与えられれば」と参加を決めた。コンテストまでの約5か月間、仕事の合間を縫ってレッスンに参加し、職場のスタッフの前で練習に励んだ。「誰かの背中を押したいとエントリーしたが、気付けば家族やスタッフ、お客様など多くの方から応援され支えられた」と振り返る。

グランプリに輝いた上越市の斎木寛美さん(斎木さん提供)
20210903ミセスオブザイヤー

 

本番では、職場のスタッフと一緒に選んだというロングドレスを着てランウェイを歩き、スピーチでは自身が好きな美容業界の道に進むきっかけにもなったという人生の転機、1歳の娘を亡くした経験とそこから学んだ何事にも立ち向かう意志の大切さなどを伝え、見事グランプリに輝いた。

斎木さんは「コンテストを通して改めて女性の美しさは外見だけでなく、内面から溢れ出るものだと実感した。新しいことに挑戦したいけど一歩踏み出せずにいる女性に、プラスのエネルギーを与えたい」と話している。

11月13、14日に東京都で開催される全国大会には、3部門から選ばれた斎木さん含む12人のグランプリ受賞者が県代表として出場する。