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4月30日まで「台湾映画祭 in 高田世界館」 多彩な6本を上映

6年前

台湾の“今”や日本との関係を描いた6作品を上映する「台湾映画祭 in 高田世界館」が2015年4月24日、開幕した。4月30日までの1週間、作品上映をはじめ、記念講演やトークショーなどの行事が目白押しだ。

北陸新幹線開業を記念し開かれる初の試み。2008年から13年にかけてそれぞれ製作され、台湾で話題を呼んだ6作品を取り上げる。情勢や歴史、日本との関わりについて理解を深めてもらう。コメディーから感動大作まで多彩だ。

上映作のうち「台湾人生」は、山口県出身の酒井充子監督が台湾の“日本語世代”を取材した初監督作。26日の上映後、酒井監督を招いてのトークショーが午後2時30分から予定されている。

「蒋介石の高田留学時代」と題した記念講演会も開かれる。高田世界館の前身劇場が開業した1911年当時、蒋介石が高田に滞在していたことに着目し、元朝日新聞記者で週刊誌「アエラ」編集部所属の野嶋剛さんが語る。講演は4月25日午後3時20分から世界館、26日に同市仲町3の宇喜世で行われる。

初日24日のオープニングセレモニーには関係者や一般市民ら100人余りが集まった。冒頭、同映画祭実行委員長の岸田國昭さんが「関係機関の皆さんのご尽力を得て、このように大きな規模の映画祭を開くことができた。台湾に行ったことがある人は多いが、意外と知られていない。映画を通じて身近に感じてもらえたら」とあいさつ。

セレモニーに合わせ、同祭共催の台北文化センターから朱文清センター長が来賓として来日し、祝辞を述べた。朱センター長は、初めて訪れた高田や上越妙高駅から眺望した妙高山への感動を述べ「この映画祭を機に、台湾と高田の皆さんの交流が盛んになることを願っています」と語った。

「立派な映画祭が開かれてうれしい」と述べる朱台北文化センター長
20150424台湾映画祭、朱さん全体S

【上映作品】

「KANO 1931海の向こうの甲子園」(2014年)
 日本統治下の台湾代表として甲子園に出場、決勝に進出した嘉義農林学校の実話に基づく感動作。弱小校が民族の壁を越えて快進撃を続けていく。手に汗握る野球シーンが秀逸。J-MAXシアターでの公開を見逃した人はぜひ。

「台湾人生」(2009年)
 台湾が日本統治下にあった時代に青少年期を過ごした5人の台湾人の現在を追ったドキュメンタリー。日本人に戸惑いと自省を突きつける問題作。

「光にふれる」(2012年)
 盲目ながら天才的なピアニストとダンサーを志す女性との出会いを通し、お互いが励まし合いながら夢に向かって奮闘する様を描く感動作。ホアン・ユィシアンによる実話を基に映画化し、本人が実名で主演を務めている。

「天空からの招待状」(2013年)
 全編空撮という驚くべき手法で台湾の大地を壮大なスケールで描いたドキュメンタリー。山や海、田園などの自然美だけではなく、大気汚染や水質汚濁など環境破壊の現実も映し出す。

「祝宴!シェフ」(2013年)
 コメディの名手チェン・ユーシュン監督が、16年ぶりに長編映画のメガホンを取った料理コメディ。伝説の料理人を父に持つ少女シャオワンは、夢破れ故郷に戻るが、父の死をきっかけに経営が悪化した家業を継ぐことを決意する。だが、彼女は料理が苦手。そこで偶然知り合った料理コンサルタントの青年に助けを求めるが…。

「orzボーイズ」(2008年)
 手のつけられないやんちゃ坊主2人が繰り広げる日々と、彼らの空想の世界を描いた作品。台湾の小学校のシーンからは日本となんら変わらない日常が垣間見える。

問い合わせは実行委事務局の上野さん090-4492-4092。

上映時間などは以下のサイトで。
http://taiwan-film-fest-in-takada.appspot.com/