上越警察署は2015年3月24日、新潟県上越市に住む70歳代女性から特殊詐欺被害届を受理したと発表した。被害額は100万円。
発表によると23日、女性宅に「スズキ」を名乗る男から電話があり、「カード会社の名簿に名前がある。削除するには現金が必要。宅配業者にキャッシュカードを渡すように」と言われ、女性は、同日宅配業者を装い自宅に来た男にキャッシュカードを渡した。
その後「スズキ」を名乗る男から再度電話があり、暗証番号を教えた結果、23日と24日の2回にわたり、現金100万円が引き出された。
女性は知人に相談し、だまされたことに気が付いた。
同署では「たとえ金融機関の職員であっても、店外でキャッシュカードを渡すよう指示することや、電話で暗証番号をたずねることは絶対にない。一人で判断せず、家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。