北陸新幹線の開業を翌日に控えた2015年3月13日、上越妙高駅の都市施設のしゅん工が行われた。上越市が建設した駅東西口の施設や自由通路などのしゅん工を関係者約190人で祝ったほか、東口に設置された戦国武将、上杉謙信のブロンズ像の除幕式も行われた。物販や飲食のSAKURAプラザも初めて公開された。
同市は2011年から総事業費36億円かけて、東口のもてなしドーム、西口の光のテラス、東西をつなぐ自由通路、自由通路沿いの観光案内などを整備した。
開業を目前にSAKURAプラザでは、観光案内所や「メイド・イン・上越」のコーナー、J─ホールディングスが運営する軽飲食施設、「駅弁山崎屋」など準備を進めていた。
東口では、上越教育大名誉教授で彫刻家の峯田敏郎さん(75)が制作した「上杉謙信公像」の除幕式が行われた。ブロンズ像は高さ3.7m、長さ4.1m。川中島の戦いの頃の30代の謙信をイメージした像で、馬に乗り、金色のかぶとをかぶっている。峯田さんは「『いざ出陣』ということで、未来に向けて、前に向かって行こうという思いを込めた」と話した。
上越妙高駅では3月14、15日、開業を祝うイベントが開かれる。イベントの詳細は「越五の国」の公式サイト(http://www.echi5.jp/)に掲載されている。また両日とも同駅周辺には駐車場はない。主催者では寺町駐車場と市役所に駐車場を設け、シャトルバスを運行する。