「高田世界館でどうしてもライブがしたい」と惚れ込んだミュージシャンのユウサミイさんが2015年3月8日、新潟県上越市の高田世界館を音響などの下見のため訪問し、映画上映の合間にミニライブを開いた。本番のライブは5月31日に開かれる。
高田世界館でミニライブを開いたユウサミイさん
ユウサミイさんは、20代にオーストラリアに渡り、ゴールドコーストに18年間移住。40歳で脱サラしてミュージシャンになり、以後、日豪を行き来しながらライブ活動など続けてきた。2013年6月から日本に戻り、現在はライブや舞台音楽などで活躍している。
上越市の高田世界館
東京のライブまで足を運んでいる上越市在住の熱心なファンから、日本最古級の映画館である高田世界館のことを聞き、「調べるうちに、どうしてもライブをしたくなった」と、ライブ開催を決めたという。
「聴いてくれる人が数人だったとしても、高田世界館で２時間のライブが1回できたらそれでもいい、というつもりで動き始めた」が、facebookなどで呼び掛けるうち、賛同する人が出てきたという。
オーストラリアのギター、コールクラーク1本を持ってステージに立ったユウサミイさんは、高田世界館について「皆さんは当たり前にある建物だと思っているが、外国人が見たら驚きますよ」と話し、「現時点で、既に夢がかなっちゃった感じ」と表現した。
昨年11月に発売したニューアルバム「世界中でたったひとりの ひとり分の宇宙」の中から、「I believe」「メッセージ」などを織り交ぜ、約30分間のミニステージを繰り広げた。
本番のライブは2015年5月31日午後3時開演。料金は2500円。メールでのチケット予約はメール（yusammynews@gmail.com）に、名前、枚数、住所、電話番号を明記し、申し込む。
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高田世界館でのミニライブの模様（2015年3月8日）
