上越市の新水族博物館建設費1.6倍 41億8千万円増の113億円に

新潟県上越市は2015年2月18日、計画中の新水族博物館の建設費が、これまでの見込額71億4200万円から、41億9000万円増え113億3100万円と約1.6倍の大幅増額となる見通しを市議会総務常任委員会で明らかにした。

全国的な建設需要の高まりによる資材費や労務費の高騰や消費増税のほか、昨秋の建設地変更に伴う用地取得費や施設整備に必要な建設費の増加などが理由。

交付税措置などを除いた同市負担分も28億1500万円から43億5700万円となり、15億4200万円増える。

増額の内訳は、建設資材や労務費の高騰による分が17億2000万円、消費増税分が3億2000万円。建設地の地盤の状況から当初計画より深い杭打ちが必要になったことや、水槽のアクリル板工事の増額など、建設工事の増額分が12億円。昨年9月に建設地を変更したことによる用地取得費や、老朽化した海水取水設備の更新などの関連事業費の増額が9億5000万円など。

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