新潟6区に3氏が立候補 上越市内で第一声 2014衆院選

第47回衆院総選挙が2014年12月2日公示され、12月14日の投票日まで12日間の本格的な選挙戦に突入した。新潟6区小選挙区には自民、民主、共産公認の3氏が立候補を届け出た。

新潟6区に立候補したのは、届け出順に自民前職の高鳥修一氏(54)、共産新人の高橋ミキ子氏(55)、民主新人の前県議の梅谷守氏(41)。高鳥氏と梅谷氏は比例代表の北陸信越ブロックにも重複立候補している。12月1日現在の選挙人名簿登録者数は6区全体で28万8483人。

【新潟6区の立候補者】(届け出順)

  • 高鳥修一(54) 選挙区支部長、自民前職、当選2回
  • 高橋ミキ子(55) 政党役員、共産新人
  • 梅谷守(41) 政党役員、民主新人

午前8時半の立候補届け出に前後して、冷たい雨風の中、3陣営とも上越市内で出陣式を開き、街頭演説に繰り出していった。

傘をさして出陣式で第一声を聞く支持者ら
daiissei_s

3氏が上越市内で第一声

高鳥修一氏
takatori_s

自民前職の高鳥修一氏(54)は午前8時半から、上越市藤巻のパチンコ店駐車場で出陣式。元衆議院議員の父、修氏をはじめ6区の自民党県議や自民、公明の市議、支持者らが約300人が集まった。
 高鳥氏は前職で厚生労働大臣政務官を務め、現在自民党厚生労働部会長を務めている実績をアピール。「大企業優先の政策はもう十分。地方に中小企業に農林水産業に届く血の通った政策を、消費税増税を延期した2年余りの間に集中的に実行する」と訴えた。
 また上信越道の4車線化も実績として挙げ「6区の最大の争点は、政治を力強く前に進めるか、混乱と停滞に逆戻りするかだ。ふるさとを地方を力強く前へ進めようではありませんか」と気勢を上げた。

高橋ミキ子氏
takahashi_s

前回に引き続き挑戦する共産新人で、党上越地区常任委員の高橋ミキ子氏(55)は、上越市西本町3のイトーヨーカドー直江津店駐車場前で、約10分間にわたり第一声。「TPPに反対し、農家の皆さんが米を作って暮らしていける生活を」と切り出し、消費税について「大企業や大金持ちに応分の負担をしてもらえば、消費税10%への増税必要なし」と力説した。
 また「大企業の内部留保285兆円の1%を労働者の賃金に回せば、年間12万円増やすことができ、景気が回復する」と述べた。原発については即時廃炉を訴え、「日本の原発は1年2か月、一つも動いていない。原発がなくても電気は足りていることが証明されている。原発に頼る必要はない」と述べると、集まった支持者らから大きな拍手が起きた。

梅谷守氏
umetani_s

民主新人の梅谷守氏(41)は午前8時から上越市木田1の事務所前で出陣式を行った。同党の風間直樹参院議員や、民主系の同市議、連合関係者のほか選挙協力する社民党の同市議らが顔をそろえた。
 支持者ら約200人を前に梅谷氏は「安倍政権は国民、市民の叫びに耳を貸さない。ここにノーを突きつける。この4年間を白紙委任しないための戦い。猪俣浩三さん、木島喜兵衛さん、筒井信隆さんがつないできたバトンを未来につなげたい」と訴え「地方の叫び、皆さま一人ひとりの叫びを受け止め、国政につなげたい」と力を込めた。
 北陸新幹線開業や、上越沖のメタンハイドレートについて触れ「上越は一番盛り上げていかなければいけない地域。そこに光を当てる政治に汗をかかせていただきたい」と語った。

サイト内関連記事