歴史に名を刻むクラシックカーのラリーイベント「ラ・フェスタ・ミッレミリア2014」に参加している名車約110台が2014年10月18日、全通したばかりの山麓線などを通り、秋晴れの新潟県上越市内を走り抜けた。スタンプポイントの一つ、金谷山公園ではタレントの堺正章さん、歌手の近藤真彦さんらが愛車を運転して通過、集まった市民ら約300人に手を振って応えた。
国際クラシックカー連盟公認イベントで、今年で18回目となる。レースは、設定された時間内にいかに正確に走行し、スタンプポイントをクリアできるかを競うスタンプラリー形式。出場者は17日に東京をスタートし、4日間をかけて1都7県の市街地や山道、名所を巡り、約1300kmを走破して東京に戻る。
日程2日目の18日は、湯沢町を午前7時に出発し、十日町市の松之山温泉を経由して上越市入り。大豆1のスタンプポイントを通過し、同9時30分過ぎから次々と金谷山公園に到着した。
アルファロメオ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、フェラーリ、ジャガー、ブガッティ、ベントレー……。夢の名車が次々と到着すると、カーファンは「すげー」「かっこいい」などとため息をついた。
過去2回の優勝経験を持つタレントの堺正章さんは真っ赤なマセラティ200SI(1957年式)で参戦。詰めかけたファンらに笑顔で手を振った。
堺さんの2台後にはライバルの近藤真彦さんが真っ赤なアルファロメオ・ジュリエッタ(1956年式)で迫った。帽子とサングラス、黒いフェイスマスクという格好で、ファンに手を振った。
このほか、タレントで歌手の清水国明さん、クレイジーケンバンドの横山剣さん、ラリードライバーの篠塚建次郎さんら著名人が次々とスタンプポイントを通過。沿道から大きな歓声を浴びていた。