上越市の新水族博物館 シーパラダイスの「横浜八景島」が運営へ

新潟県上越市は2014年6月16日、計画中の新水族博物館の指定管理者に、横浜市の「横浜・八景島シーパラダイス」を運営する横浜八景島(布留川信行社長)を選定したと発表した。来年度から2年間、現在の水族博物館を運営し、2017年度の新水族博物館オープン後は15年間、新施設を管理運営する。

横浜・八景島シーパラダイス
八景島シーパラダイス_S

今回の新水族博物館整備では、民間ノウハウを生かし質の高い事業にしようと、施設建設前に指定管理者を決めて、設計段階から指定管理者が関与できる整備運営手法を採用した。 新水族博物館は、「五感で学ぶ日本海」を基本コンセプトに、子供から大人までが楽しみながら学べる施設とする基本計画が策定されている。先月、基本設計を行う業者が日本設計に決まった。11月末をめどに行う基本設計に横浜八景島も関わっていく。

指定管理者の公募は5、6月に行われ、説明会には7社が参加したものの、応募は同社1社だった。有識者らによる選定委員会が実績やサービス、収支計画などの観点から審査し、同社に決めた。市は6月18日、市議会6月定例会に関連議案を追加提案する。

新水族博物館オープンまでの2015、2016年度の2年間は、市からの委託料年間1億260万円と入館料収入で現在の施設の運営を行う。新水族博物館オープン後は委託料なしで、入館料収入だけで運営する。

同社が運営する、海と島、生きもののテーマパーク「横浜・八景島シーパラダイス」は、水族館、遊園地、ショッピングモール、レストラン、ホテルなどを含む複合型海洋レジャー施設。

◇横浜・八景島シーパラダイスの公式サイト
http://www.seaparadise.co.jp/

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