4月19日に清水礼留飛選手の凱旋パレード 妙高市で準備着々

ソチ冬季五輪のノルディックジャンプラージヒル団体で、新潟県妙高市出身の清水礼留飛選手が出場した日本チームが銅メダルを獲得したことを受け、地元関係団体が実行委員会を組織し、同市初の五輪メダリストを祝う凱旋パレードとメダル報告会、祝勝会を2014年4月19日に開催することになった。メダル報告会の会場に掲げる横断幕の作成が4月6日に行われ、久比岐野書道会副会長で同市田町1の石田現一さん(68)が特大の筆を使い「感動をありがとう」などと書き上げた。

一字一字力を込めて書き上げる石田さん(4月6日・田町公民館)
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当日は長野冬季五輪のジャンプラージヒル団体の金メダリストで清水選手の所属先、雪印メグミルクスキー部監督の、原田雅彦さんも参加する。

パレードは午前9時45分から、新井郵便局と妙高市文化ホール間を、清水選手と原田さんがオープンカーに乗って凱旋する。同10時45分からは同市文化ホールでメダル報告会を開き、妙高市スポーツ栄誉賞の授与などが行われる。一般市民も参加できる。正午から隣接する新井ふれあい会館で関係者による祝勝会が開かれる。20日には妙高高原メッセでも報告会が行われる。

横断幕はメダル報告会会場となる同市文化ホールのステージ上に掲げるもので、幅約1メートル、長さ約10メートル。石田さんは約1時間をかけ「礼留飛選手 感動をありがとう」などと、力強く書き上げた。大きな文字を書く際、「えいっ」と声が出るほど集中していた石田さんは、「布が墨を吸ってしまい、書くのに体力がいる。精いっぱい力と気持ちを込めた」と話した。見守っていた実行委員会副会長の長崎一男さんも「見ているだけで力が入った」と話していた。

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