「原発建設NO」を選択した新潟県巻町が舞台の映画「渡されたバトン」上映

原発建設をめぐって新潟県巻町(現新潟市西蒲区)で四半世紀にわたる闘いの末、住民投票を実現し、建設を阻止した実話をベースにした映画「渡されたバトン さよなら原発」が2014年4月5日(土)、上越市下門前のリージョンプラザ上越コンサートホールで上映される。上映時間は午前10時、午後2時、同6時の3回。

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1969年に原発建設計画が公表され、何十億円もの協力金や補償金とそれに群がる推進派は、あの手この手で計画を進める。 原発に反対したのは巻町漁協で、ほかにも市民団体による反対運動は少しずつ広がりをみせていた。1979年のスリーマイル島原発事故、86年のチェルノブイリ原発事故を経て、町民の原発への拒絶反応は高まっていたが、原発推進を掲げた町長が三選。地縁血縁に縛られる選挙と、原発に対する町民意識とは別物であることを思い知らされた反対派は直接民主主義の住民投票を実施しようと「住民投票を実行する会」を結成した。25年にわたる巻町民の波乱に満ちたドラマは、いよいよ大きな山場を迎える…。

保守的な風土の新潟県にあって、なぜ巻町が全国で初めて住民投票を実現し、原発建設にノーを突きつけることができたのか。史実に基づき、巻町民の住民投票に至るまでの紆余曲折、波乱に満ちた様々なドラマを、ある家族の視点を中心に描いている。

前売り一般1000円、小中高校生800円、当日1500円。問い合わせは、主催の実行委員会事務局025-524-6100。

↓公式サイト
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora3/index.php

予告編