上越警察署は2014年3月27日、上越市内に住む60代女性から特殊詐欺の被害届を受理したと発表した。被害額は99万円。同署では前日の26日にも、同様の手口で現金300万円をだまし取られた被害届を受理しており、注意を呼び掛けている。
発表によると、25日午後9時半過ぎ、女性の自宅に次男と名乗る男から電話があり「風邪を引いた。どこの病院に行くか迷っている。携帯電話が壊れて会社の携帯電話を使っている」などと言われた。
さらに翌26日も男の声で電話があり「夫がいる女性と不倫して子供ができた。相手の弁護士から示談金として200万円を請求されている」「1月から請求されているから、誠意を見せるため100万円だけでも払わないと」「銀行の窓口で振り込むと振り込め詐欺と疑われるからATM(現金自動預け払い機)から振り込んで」などと言われ、その日のうちに市内の金融機関のATMから指定された口座に用意できた99万円を振り込んだ。
60代女性は前日の同様の被害を新聞などの報道で知り、同署に相談し、次男にも確認して被害が分かった。
◇上越市内の70代女性がオレオレ詐欺で300万円の被害(2014年3月26日)
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