上越市の本町通りを京都の芸妓さんと舞妓さん練り歩く

新潟県上越市の本町通りで2014年3月14日、京都の先斗町の芸舞妓4人がまち歩きを行った。今年、高田開府400年を迎えることから市内の映像制作会社が企画した。華やかな装いの芸舞妓は、道行く人の注目を集めていた。

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動画(5分54秒)

先斗町は地名ではなく、京都市内を流れる鴨川に近い花街を示す。本町通りを歩いたのは、舞踊や曲で客をもてなす芸妓2人と、芸妓を目指して見習い中の舞妓の2人。本町5のあすとぴあ高田で展示中の雛壇飾りを見物したほか、本町4のイレブンプラザから本町3の大杉屋惣兵衛お馬出し店までアーケードの中を練り歩いた。白塗りの化粧を施し、着物を来た4人が歩く姿に、道行く人は「きれい」などと声を上げ、写真を撮っていた。

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まち歩きは、上越市西城町2の映像制作会社、バーツプロダクションが今年の高田開府400年を祝し「市民に華やかな息吹を感じてもらおう」と企画。芸舞妓は13、14日と同市仲町3の料亭で宴席を行うために同市内を訪れた。その合間に芸舞妓4人が本町通りを練り歩いた。

この日の上越市内は、雨が降るあいにくの天気。芸妓の市さよさんは「京都は盆地で寒いどすけど、上越は寒さが違う」と話した。また1年後には北陸新幹線が開業し、関西とも近くなるだけに「また見えておくれやす」と呼び掛けた。

市内に住む50代女性は「こんなに近くで芸妓や舞妓を見ることができて最高。きれいで素晴らしい」と話していた。