上越市が市立東城保育園を民営化へ 来年4月マリア園に移管

新潟県上越市は2014年2月7日、市立東城保育園(東城町1)を民営化する方針を明らかにした。来年4月からマリア愛児園(西城町2)などを運営する社会福祉法人フランシスコ第三会マリア園に移管する。

同市は昨年3月に保育園再配置計画を策定し、行財政改革の観点から、一部の民営化を含めた整理を進めている。具体的な民間の移管先が示されたのはこの園が初めて。

東城保育園は定員80人。市街地に立地しており、将来の児童数推計などから民間でも運営可能と判断した。
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土地は市が同法人に10年間無償貸与し、建物は老朽化した屋根などを修繕した上で無償譲渡する。

最低でも10年間運営することが条件で、民間移管後も現行の保育内容の継続を基本とする。概ね生後3か月からの乳幼児を受け入れるほか、給食は自園調理とする。

スムーズに移行できるよう今年4月から1年間、同法人の保育士ら5人が東城保育園に出向する。

今後、保護者や地元町内会などへ具体的に説明をする。