新潟県福祉保健部は2014年1月20日、上越市仲町4のすし店「寿し処なかに」でノロウイルスによる食中毒が発生したと発表した。上越保健所はこの店を1月21日の1日、営業停止処分にした。
県によると1月15日に握りずしを詰めた「すし弁当」を食べた33人のうち、10~60代の15人が翌16日午後2時頃から下痢やおう吐、吐き気、腹痛などの症状を訴えた。すしを食べた5人とすしを握ったこの店の1人の便からノロウイルスが検出された。
上越保健所は1月21日、1日の営業停止処分のほか、調理設備の洗浄消毒、衛生教育の実施などを指示した。同店は1月17~20日、営業を自粛した。
患者は全員快方に向かっているという。
上越保健所管内で、ノロウイルスによる集団食中毒は今年初めて。