ソチ五輪代表の恩田祐一選手 地元妙高市に表敬訪問

2月にロシアのソチで開催される冬季五輪のノルディックスキー距離(クロスカントリー)の代表に選ばれた、妙高市田切の恩田祐一選手(33=アークコミュニケーションズ)が2014年1月10日、同市役所を表敬訪問し、市川達孝副市長らに代表決定を報告した。自身3度目の五輪に向けて「支えてくれた妙高市の人にメダルで恩返ししたい」と決意を語った。

恩田選手は短い距離を走るスプリントで日本の第一人者。ソチ五輪では個人スプリントと、二人一組で走るチームスプリントに出場する。五輪は2006年のトリノ大会、10年のバンクーバー大会に続いて3度目の出場。過去2大会はいずれも入賞に届かず、個人では前回バンクーバー大会の17位、チームスプリントはトリノ大会の12位が最高。一方ワールドカップでは個人スプリントで日本人男子最高の4位に入賞した実績がある。

妙高市役所を訪れ、市川副市長らと面会した恩田選手
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バンクーバー五輪後には一時、所属先が見つからず、地元の支援などで活動していた時期もあった恩田選手。この日、同市役所を訪れ「3度目の正直で今度こそ結果を出したい。普段から市民の皆さんに応援していただいたので、結果で恩返ししたい。メダルを持って帰りたい」と意気込んだ。

恩田選手は1月15日に離日しイタリアで最終調整を行う。途中ワールドカップに出場し五輪に備える。ロシアに行くのは初めてという恩田選手は「会場は標高1500mの高所。その準備をしたい」と話した。

このほか同市関係では新井高校出身の清水礼留飛選手(20=雪印メグミルク)がジャンプ男子の代表に選出された。恩田選手は「レル(清水選手)とは大会などで顔を合わせている。一緒に頑張りたい」と語った。