国会で審議されている特定秘密保護法案に反対する緊急集会が2013年11月23日、新潟県上越市本町3の雁木通りプラザで開かれた。約100人が参加し、法案の即時廃案を求める決議を採択した。また近く上越市議会に請願を提出することも報告された。
弁護士の馬場秀幸さんと元作新学院大学教授の片岡豊さんが呼びかけ人で、上越9条の会が実行委員会事務局となり開催した。最初に呼びかけ人の2人がこの法案について考えなどを語った後、新日本婦人の会、つなげよう脱原発の輪上越の会、社民党、共産党がそれぞれ発言。「特定秘密の範囲は広く曖昧で、懲罰も重い。国民の権利を制約するものだ」「国民の目と耳を塞ぐ先には戦争がある」などと法案への反対を表明した。
今後の運動として、特定秘密保護法制定に反対する請願を上越市議会に提出することも報告された。来月開かれる予定の市議会12月定例会で審議される見通し。
特定秘密保護法案は週明けにも衆院で裁決される見通しとなっている。11月21日には東京都日比谷で約1万人が集まり、法案の白紙撤回を求める集会が開かれている。