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パチンコ店と庭園を合体した「MID GARDEN上越」12月20日オープンへ

5年前

「パチンコ玉三郎」などのレジャー事業や、介護事業を展開しているエム・アイ・ディジャパン(本社=新潟県上越市・三井慶満社長)は、同市大道福田の関川東部オフィスアルカディア内に、世界的な庭園デザイナーの巨匠、石原和幸氏とコラボレーションした県下最大級のパチンコ店「MID GARDEN上越」を、12月20日(予定)のオープンを目指して建設している。建物の周囲に樹木や花を植え、棚田をイメージしたウオーターガーデンを配置する。建物内も緑化し、ガーデンカフェや足湯カフェを設ける。総工費26~27億円に及ぶ日本初の巨大プロジェクトの全貌を、三井社長に聞いた。

三井慶満社長
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場所は上越総合病院の南側隣接地。敷地面積は約4万1250平方m(1万2500坪)と広大で、道路を挟んだ反対側にも約4950平方m(1500坪)を確保している。建物が約3960平方m(1200坪)の広さで、パチンコなどの台数は1008台。駐車台数は約1000台を超える。これだけの広大な施設が必要なのは、パチンコ店と庭園を一体化した「ガーデンエンターテインメント」を目指しているからだ。

建設が進む「MID GARDEN上越」
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植樹も着々と進められている
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庭園をプロデュースする石原氏は、長崎市出身の景観アーティストで、株式会社石原和幸デザイン研究所代表取締役。 ガーデニングの最高峰・イギリスの「チェルシー・フラワー・ショー」で3年連続(2006年 - 2008年)ゴールドメダルを獲得した。ほかに、羽田空港の第一ターミナルや、東京都のショッピングモール「ラフェンテ代官山」、福岡市の「ザ・ロイヤル・ガーデン」長崎県の「ハウステンボス」、12月20日にオープンする「イオンモール幕張新都心」をはじめ、シンガポール、イギリス、ベトナム、カンボジアなど多くの国で庭園を手がけている。

棚田をイメージしたウオーターガーデン(イメージ)
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石原氏が「MID GARDEN上越」を手掛けるにあたり、「季節を象徴する視界いっぱいに広がる一面の花々の色のグラデーション。そして水の音。建物の正面に滝を、そこから流れる川のせせらぎ」というイメージを描き、「300種類以上の植物を植えて、四季をはっきりと演出させる」という。雪に閉ざされる冬も「真っ白なキャンパスである雪にライトアップはもちろん、プロジェクションマッピング(物体や空間などに映像を映し出す技術)で四季の花々を満開にしたらどうか。雪像は? 日本一長い雪の滑り台もあったら楽しい」と想像をふくらませる。

庭園の配置図
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庭園は上越総合病院とパチンコ店をつなぐように配置され、さまざまな樹木や花が植えられる。三井社長は「入院患者さんが散策できるし、病院からも庭園が眺められる」と話す。正面には棚田をイメージした三段のウオーターガーデンを作り、小川が流れる。冬期間は、高さ15mのモミの木を電飾した県内最大級のクリスマスツリーを設置するほか、イルミネーションを施す。庭園は無料で開放され、誰でも散策できる。

店内に設置されるガーデンカフェ(イメージ)
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敷地の一部には、来春以降、飲食店、美容室、ペットサロン、ドッグカフェ、コンビニ、コーヒーショップなどの誘致を計画している。店内には緑に囲まれたガーデンカフェ、女性専用の足湯カフェ(有料)を設ける。

ではなぜ、このような施設を作ったのか。同社のモットーは「楽しさと安らぎ、そして明日への活力」だという。ストレスが多い現代社会の中、「少しでもストレスを解消していただき、多くのお客様に喜びや楽しみを提供させていただくことが私たちの使命だと考えている」と三井社長は話す。「パチンコをする人も、しない人も、まず庭園に来ていただきたい。そして地域の人から『いいものを作ってもらった』というものにしたい」という。

このプロジェクトをきっかけに、石原氏と三井社長が出資した「国土緑化株式会社」の設立が進んでいる。全国に55か所のフラワーテーマパークを作るなど、花とレジャー産業が融合した新しいビジネスを展開するという。「MID GARDEN上越」は、壮大な計画の実験の場でもある。