台風18号 上越市の被害総額は約2億3000万円

新潟県上越市は2013年9月26日、同月16日の台風18号に起因する被害状況をまとめた。被害総額は2億2852万4000円だった。

台風18号に伴う大雨で増水した保倉川(浦川原区有島)
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住家では6棟で被害があり、うち床下浸水が4棟。残る2棟は屋根がはがれるなどの一部損壊だった。車庫や作業所で浸水するなど非住家の被害は7件。公共施設では雨漏りなど13件の被害が報告された。

農作物被害は23件で被害面積は約61ha。そのうち水稲の浸水被害は58haで、26haが収穫後の浸水だった。法面崩落などの農地への被害は45件。用水路の崩落など農業用施設の被害は49件だった。

このほか道路64か所で土砂崩れや法面崩落などの被害があった。また農道45か所、林道47か所で被害があった。

上越地域では台風18号による大雨で河川が増水。妙高市の矢代川で堤防が決壊し、下流域の上越市でも石沢、大字寺町、西田中の住民294世帯887人に避難指示が発令された。また上越市浦川原区有島の保倉川でも一時、避難判断水位を超えたため、有島の住民79世帯251人に避難勧告が発令された。