北陸新幹線開業に向け「越五の国御膳・弁当」試作

2015年春の北陸新幹線開業に向けて新潟県上越市などの官民でつくる「新幹線まちづくり推進上越広域連携会議」は2013年9月9日、上越を中心とした5市の魅力を食で発信するための「越五(えちご)の国御膳」、「越五の国弁当」の試作品を発表した。来春のJRによる大型観光企画「新潟デスティネーションキャンペーン」(新潟DC)の旅行商品への採用を目指している。

同会議では各地域の魅力を一食で楽しめる5000円ほどの御膳と、2000円ほどの弁当を企画。提供する市や季節によってメニューが異なるが、今回は上越市の献立を先行して試作した。

試作品は同市西城町3のデュオ・セレッソの料理顧問、小林周三さん(64)と、上越地域の日本料理研究会「上越朱鷺ノ会」会長を務める中原久雄さん(65)が担当。それぞれ洋食と和食の献立を作った。

越五の国御膳の試作品(洋食)
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小林さん作の洋食御膳はサザエやノドグロ(アカムツ)、頸城牛、上越野菜など、上越地域の海と山の幸が盛り込まれている。中原さん作の和食御膳と弁当は上越の海の幸をはじめ、柏崎のタイ、佐渡の「えごのり」、妙高市の「妙高ゆきえび」など、5市の特産品がふんだんに使われている。

和食御前と弁当(和食)
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同会議は9月下旬の新潟DC商談会で御膳、弁当を売り込み、商品化を目指す。御膳は各市の飲食店で、弁当は電車やバスのツアー向けに提供する予定だ。